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食体験を通して、生きる力を育む

明日は、埼玉県保育士会の研修を担当します。テーマは、「食体験を通して生きる力を育む」。 子どもたちの健やかな成長を、先生方と一緒に考える時間です。



おにぎりを手に笑顔を見せる子ども。「食を通じて生き抜く力を育む」という食育への想いを伝えるイメージ画像。


子どもたちの成長を支える先生方の声

今回、先生方から「食べムラや偏食にどう向き合う?」「保護者への伝え方は?」「手づかみ食べの効果」「身体だけでなく心の栄養について知りたい」「楽しく、おいしく食べるための活動を知りたい」 という声がありました。 どれも、毎日子どもたちの食事に向き合っている先生方だからこそのお声です。


食を取り巻く課題のカギは『体験』という視点

今回の研修では「食体験」という視点から、子どもたちの食の課題を考えてみます。農林水産省のデータから、家庭における食育機能の低下、食の多様化、偏食や栄養の偏りなど、今の子どもたちを取り巻く食の現状を確認します。そして、その解決のカギとしてお伝えしたいのが 『体験』です。


『味わう』ことはコミュニケーションを育てる体験

「味わう」ということは、単に味覚だけのことではありません。見る、触る、香りを感じる、味わう。 「おいしいね」「いいにおいだね」「みんなで食べると楽しいね」 と誰かと気持ちを分かち合う。 そんな一つひとつの体験が、安心感や共感する力、言葉や表現する力にもつながっていきます。 私は、コミュニケーションを育てるのに最適な場所の一つが、365日、1日3回ある「食卓」だと考えています。


事例紹介やワークで楽しく

今回の研修では、手づかみ食べ、野菜の販売体験、地域での共食の取り組みなど、これまで子どもたちと一緒に行ってきた活動を、事例としてご紹介します。そして、匂いを当てるクイズや、みんなで声や動きを合わせるワークも。 「なるほど」と頭で理解するだけではなく、先生方自身にも「体験することの楽しさ」を感じていただきたいと思っています。


子どもたちの未来につながる食体験を

これまで、たくさんの子どもたちと出会ってきました。 子どもたちが私に教えてくれたこと。それは「体験に勝るものはない」ということです。 子どもたちにとって、毎日の食卓こそ、一番身近な体験の場。 そこは命を育てる場所であると同時に、心を育てる場所でもあるのです。 先生方が子どもたちに届ける一つひとつの食体験は、きっと子どもたちの未来につながっていくことでしょう。 明日の研修を通して「明日からやってみたい」 と思えることが、一つでも見つかったら嬉しいです。


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